GPC片山まさゆき代表インタビュー - 麻雀サークル「Good Player's Club」

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[公開日:2017/07/29]

GPC(ジーピーシー)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? 正式名称は、「Good Player's Club(グッドプレイヤーズクラブ)」。

漫画家の 片山まさゆき(通称: 片チン)さんが代表。麻雀評論家の 馬場裕一(通称: バビィ)さんが副代表をつとめる、グッドプレイヤーを目指す集まり (麻雀サークル)です。

GPC(ジーピーシー) グランドチャンピオン大会 片山まさゆき グラチャン

全国規模で展開されていて、各リーグの成績上位選手は、2月~3月に行われる「GPCグランドチャンピオン大会(グラチャン)」 に進出し、日本一を決める大会も行われます。

2017年3月時点では「北海道・千葉・東京・東京著名人・静岡・名古屋・関西・関西著名人・九州・四国」 がありましたが、2017年7月の時点では、四国リーグが 「徳島・愛媛」 の2リーグになり、「新潟」リーグも新設されています。

さて、今回GPC代表の片山まさゆき先生にいろいろお話を伺いましたので、やや長くなりますが下記のインタビュー記事をご覧下さい!

GPC(ジーピーシー) 片山まさゆき 片チン

[インタビューの主な内容]
・参加者の募集状況や、参加費は?
・GPC 憲章1「相手を認める」について
・GPC 憲章2「自分にのみ厳しい」について
・GPC 憲章3「上機嫌である」について
・7年以上継続できている秘訣。今後の目標は?

※ 以下、片山まさゆき先生は (★片山)と表記します。聞き手は、麻雀の雀龍.com管理人 (>> ツイッター)です。

GPCは、麻雀を楽しむための遊びの場

――― GPCは現在、積極的に参加者を募っているのでしょうか?

(★片山)積極的というか「やんわりと、多めがいいよね」という感じですね。多くの方が参加してくれることによって、大会などの運営がいろいろとやりやすくなりますからね。

例えば、成績上位者はグランドチャンピオン大会(グラチャン)に出場できるのですが、その時の交通費も全部自腹ではなく、参加費の残金を蓄えている中から、少し補助したりしているんですよ。

――― なるほど、全国で展開されているだけにグラチャンの交通費補助があると助かりますね。通常のリーグ戦の参加費は1回あたり2千~3千円が多いようですが、各リーグごとに異なるんでしょうか?

(★片山)参加費は、各リーグで違います。GPCは、かなり「各リーグを運営してくれている方々に任せている」んですよ。麻雀のルールは同じですけど、マナー面の厳しさとかも、土地柄や気質などもありますから、基本はお任せしているんですよね。

例えば、北海道リーグはプロの競技に近い形で、マナーも厳しめですね。東京リーグは一番ゆるいというか、卓上の私語が一番多いですね。卓外からも話かけたりしてますから(笑)

――― GPCは私語禁止では無いんですね?

(★片山)基本的にどこのリーグ行っても「私語ありです」とは言ってるんですよ。本来ね、遊びのセット麻雀をやる時に、「皆でわいわい集まって、話ながらやるノリ」というのが僕自身のコンセプトなんですよ。

麻雀打ってる時に、笑い声とか、ちょっと無駄な私語がある方が好きなんですよね。そんな中で勝ったり負けたりして、優勝者決めたりして楽しみたいんですよね。

プロではなくアマチュアなんで、「皆でわいわい友達のように楽しめたらいいな」というのがあるんです。GPCは仕事じゃなくて「遊びの場」ですからね。

▼ 楽しく遊ぶための「競技中のマナー」

GPC(ジーピーシー) 片山まさゆき 片チン

GPCが掲げる憲章について

――― 続いて、GPCの憲章3ヶ条についてお聞かせ下さい。 まず【第1条 グッドプレーヤーは相手を認める】 について詳しく教えて頂けますか?

GPC(ジーピーシー) 【第1条 グッドプレーヤーは相手を認める】

(★片山)相手が3人いて、麻雀がちょっとヘタだったり癖があったりすると、なかなか人は認めないですよね。イライラしたり。口に出さないまでも「なんだ、そのアガリは」とか「なんだ、その打牌は」とか、つい心の中で思っちゃいますよね。

そういうのも全部受け入れられるというのが、麻雀というゲームの肝(きも)だと思うんですよね。全部受けいれて、自分の頭の中での理不尽さみたいなのを克服していくのがこのゲームだなと。

でも、自分が勝手に理不尽だと思っているだけで、理不尽なんて事は無いんですよね。相手がその人なりに一生懸命打った結果が、自分にとって損になったりして、人はイライラしちゃうんですけど。「全部、受け入れられる器(うつわ)を持つ」ことが一番大事なんじゃないかなって思うんですよね。

――― なるほど、それは深いお話ですね。続いて【第2条 グッドプレーヤーは自分にのみ厳しい】 についてはどうでしょうか?

GPC(ジーピーシー) 【第2条 グッドプレーヤーは自分にのみ厳しい】

(★片山)グッドプレーヤーを目指す上で、マナーは良い方がいいですよね。今は、いい意味で昔に比べて麻雀業界全体のマナーも、良くなりましたよね。雀荘さんや、プロの方たちなどの努力によって、凄く良くなっていると思います。

ただ、逆に言うとね「人のマナーに厳しすぎる」人が多いと思うんです。一人一人が相手の細かいマナーに、チクチク言い過ぎる面があると思います。自分に対して厳しい人でも、人に対しては「寛容の精神」こそが一番大事だと思うんですよ。

仕事じゃなくて遊びなんでね。あんまり細かいところを気にしぎると、楽しく打てなくなっちゃいますからね。「グッドプレーヤーは自分にのみ厳しい」って言葉でいうと簡単ですけど、なかなかこれを実践するのは難しいんですよね。やっぱり、どうしても人には厳しく、自分には甘くが人間の基本なので(笑)

――― たしかに、皆で楽しく打つためにも多少の事は大目に見るというか、「寛容の精神」は大切ですよね。【第3条 グッドプレーヤーは上機嫌である】 についても詳しく教えて頂けますか?

GPC(ジーピーシー) 【第3条 グッドプレーヤーは上機嫌である】

(★片山)結構、上機嫌さって大事なんですよね。たとえ、同卓者のマナーが良くても、「表情」や「声のトーン」や「たたずまい」などが不機嫌そうなプレーヤーとは、あまり一緒に打ちたくは無いですよね。多くの人が上機嫌な人と一緒に打ちたいと感じると思うんですよ。

昔よりマナーが良くなってきたとはいえ、今の麻雀業界って「卓を囲んでて、なんか怖いなぁ」って感じさせる人が多いと思うんですよね。

例えば「点棒の受け渡し」ひとつでも、やり方によっては相手に伝わる印象って違いますよね。麻雀でも、表面的な言葉だけでなく、表情やちょっとした動作などの「ボディランゲージ」って凄く大事だと思います。

やっぱりそういうのって「相手を好きですよ、受け入れてますよ」っていうコミュニケーションのサインだと思うんですよ。

――― 土田浩翔プロが、著書『「運」を育てる』の中で「また会いたいなと思われる人」を目指す大事さに触れてましたけど、それに通じるものがあると感じました。

(★片山)あぁ、そうですね。「また会いたいな、また一緒に打ちたいな」って思われるのって、麻雀の強さや表面的なマナーだけじゃないと思います。勝ちっぷり、負けっぷりを含めて、どんな態度で、どんな姿勢で打ってるかが大事ですよね。僕は、ちょっとくだけてても、上機嫌な人とまた一緒に打ちたいなって思うんですよね。

打姫オバカミーコ(片山まさゆき)
>> 片山先生の代表作『打姫オバカミーコ』

主人公のミーコも同卓したくなる魅力的なキャラクターです

長年続いている秘訣について

――― GPCは7年以上も続いているんですよね。継続の秘訣は何だと思いますか?

(★片山)徐々にリーグも増えて嬉しいですね。続いているのは、なんでしょうねぇ。グッドプレーヤーズクラブの趣旨に賛同してくれた方が多かったからでしょうか。あんまり堅苦しくない「ゆるい感じ」で柔軟性があるのも継続できている理由かもしれませんね(笑)

あとは、各地域の「運営の方々が頑張ってくれている」のが大きいですね。GPC代表の僕も、副代表の馬場くんもいいかげんなので、皆さんが「自分たちがしっかりやらなきゃいけない!」と頑張って運営してくれているんだと思います。GPCは全然トップに強制力の無い組織なんですよ(笑)

――― いえいえ、麻雀業界で非常に有名な片山先生と馬場さんが主催のサークルというのも、参加者にとって大きな「安心感」があると思います。最後にGPCの今後の目標についてもお聞かせ頂けますか?

(★片山)今後の目標は特に無いんですよ。大人のサークル活動みたいなものをやってみたかったんですけど、もともと何か、どうしたいっていう野望を持って始めた訳じゃないんですよ。

たまに「GPCの人と同卓したけど、マナーが悪かった」などとご批判頂くこともあるんですけど、僕も馬場くんもまだまだ未熟で、「グッドプレーヤーです」って胸を張って言う気は、全然ないんです。

参加者の方々も、現時点ではマナーの悪いプレーヤーでもいいんですよ。GPCは、良いプレーヤーだけを集めたいんじゃなくて、「良いプレーヤーを目指していく」人たちの集まりなんでね。自分も「良いプレーヤーになりたい!」という姿勢が一番大切なんです。

GPC憲章にあるように、今後も「相手を認めて、自分にのみ厳しく、上機嫌に打つ」プレーヤーを目指して、皆で麻雀を楽しくやれたらいいですね。

GPC(ジーピーシー) 片山まさゆき 片チン

成績上位者の方には、賞状なども送られます。
片山先生や馬場さん。有名麻雀プロなどがゲスト参加する時もあります。

――― いろいろとお話ありがとうございました。GPCは誰でも参加できるんですよね?

基本的には、GPCの趣旨に賛同して頂ける方であれば誰でも参加できますよ。場所によっては常連さんが多いリーグもあるんで、初参加の方は正直「常連さんの輪に溶け込めないな。この空気は苦手だな」と感じる方もいるかもしれません。

他の参加者さんや、GPCとの相性もあると思いますけど、皆で「麻雀を楽しくやれたら」と思っているので興味を持ってくれた方は、ぜひ公式サイトからお気軽に申し込んでみて下さい。

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原則4月~12月に、毎月1回リーグ戦が開催。
(北海道は開幕時期がやや早いなど、各リーグで柔軟に対応)

リーグ戦の開催場所や日程などは公式サイトをチェックしてみて下さい!

▼ 麻雀ウォッチさんのインタビュー記事も読み応えがあってオススメです。

▼ GPC副代表・馬場さんの「プロ論」もぜひご覧ください。

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