驚くほど麻雀力アップにも役立つ 『武器としての決断思考』 瀧本哲史(著)


麻雀以外の本が、意外にも「麻雀の雀力アップ」に役立つことがあります。

武器としての決断思考

今回は、いつもとは趣向を変えて、雀力アップに役立つ、新書をご紹介します。

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ちなみに、僕は3日に1冊はこういった本を読むので、年間120冊は読んでます。この本、2011年9月の発売以来、20万部突破のベストセラーになってますが「役満」級に良いと思いますよ!

▼特徴を一言でいうと

自分で考えて決断するために、メリットとデメリットを比較せよ!

▼ 目次

  • はじめに 「武器としての教養(リベラルアーツ)」を身につけろ
  • ガイダンス なぜ「学ぶ」必要があるのか?
  • 1時間目「議論」はなんのためにあるのか?
  • 2時間目 漠然とした問題を「具体的に」考える
  • 3時間目 どんなときも「メリット」と「デメリット」を比較する
  • 4時間目 反論は、「深く考える」ために必要なもの
  • 5時間目 議論における「正しさ」とは何か
  • 6時間目 武器としての「情報収集術」
  • 7時間目「決断する」ということ

麻雀に関する記述は一切ないのですが、(将棋に関する記述は少しだけあります)どういう本かというと、「ディベート思考法」と言える、思考法の本です。一般的に考えられてる「ディベート」のイメージ [ 頭が良い人たちがくり広げる頭脳ゲーム ] とは全く違って、「メリットとデメリットを比較する」ことの重要性が書かれています。

この考え方は、就職・結婚・貯蓄など、個人の意思決定に非常に役立ちますし、打牌選択(何切る)や、押し引き判断など、麻雀の雀力アップにも応用できると思います。ぜひ書店で「はじめに」をチェックしてみてください。

▼ ピックアップフレーズ

まさに、時は「カオスの時代」に突入したと言えるでしょう。(中略)つまり、人生において、個人として大きな決断を迫られる場面に遭遇する機会が、昔に比べて明らかに増えているのです。(P14)

私が学生に対してくり返し言っているのは、「これからの時代、エキスパートの価値は暴落していく」ということです。そのように言うと、だいたいの学生が驚きます。(P31)

これからの時代における最大のリスクは、「変化に対応できないこと」です。(P43)

日本人にありがちなのが、比較という考え方がないので、デメリットばかりに目がいってしまって、なかなか行動を取れないというパターン(P100)

この本を読んで、一つだけ忘れずに心に留めておいてほしいのは、「自分の人生は、自分で考えて、自分で決めていく」ということ。(P244)

 

著者の瀧本哲史さんは、京都大学の人気講師の方で、発売当初の本の帯には、『東大×京大×マッキンゼー最強の授業』と書かれてました。若者向けに、やさしい言葉で書かれているので、内容が濃いわりに、分かりやすいです。全体を通じて、『自分の人生は自分で決める』というメッセージもあって、熱い内容ですよ。

東大×京大×マッキンゼー

 

 僕も25歳までは、 年に一冊ぐらいしか(※麻雀戦術書を除きますw)本を読まなかったんですが、「本は心の栄養」。いろいろな、本を読んで「思考が変わって、行動が変わって、人生が変わりつつある」と感じてます。

普段、こういった本を読まない方も、このブログ記事を見たのも何かの「ご縁」ですので、お気軽に本書を手に取ってみてはいかがでしょうか。読んだら、「明日に向かってリーチ(!?)」と、前向きな気分になれるお薦めの一冊です!

武器としての決断思考 (星海社新書) 武器としての決断思考 (星海社新書)
瀧本 哲史

講談社 2011-09-22



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